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2019 農にふれる円坐影舞
~かかわりの基層を辿る~
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● 開催日時
• 4月4日(木)~6日(土)
• 5月3日(金・祝)~5日(日・祝)
• 9月13日(金)~15日(日)
集合 : 初日 13:30
解散 : 最終日 16:00
※ 1回のみの参加も可能です。
● 場所
暮らしの宿 ときのうた (2019年3月オープン予定)
岐阜県恵那市中野方町3235番地
※宿泊は、男女別の相部屋になります。
【アクセス】
電車の場合 : JR恵那駅(名古屋駅より約1時間) ⇒ バス恵那駅→中野方中切
(「中野方中切」バス停まで車でお迎えに上がります。会場まで3分)
車の場合 : 中央道恵那インター下車 そこから会場まで約25分
● 内容
円坐、影舞、田んぼのしごと(2時間程度)、新嘗祭
各回を通じてお米の一生を辿っていただきます。
① お米の種まき ・ 桜の木の下で影舞
② 田植え ・ 笠置神社例大祭
③ 稲刈り ・ 新嘗祭 (お米と影舞の奉納・新米を戴く)
• 新嘗祭・・・その年の収穫を感謝する宮中祭祀のひとつ。
• 田んぼのしごとは、ご自身の体調や体力に合わせてご参加ください。
見学のみでも大丈夫ですのでご心配なく ^^
• 参加費 : 各回 38,000円 (プログラム費・宿泊費込み)
通年参加(3回分) 109,000円
※当企画の翌日に引き続き開催予定の「私塾・中野方聞道~聞くという道を辿る~カウンセリングから未二観へ」
と併せてお申込みくださる場合は、合計50,000円(3泊4日)とさせていただきます。
• 募集人数 : 10名強
• 守人 : 橋本久仁彦さん 影舞人 : 松岡弘子さん(くぅさん)
• 世話人 : 暮らしの宿 ときのうた 長江賢太郎
<お申込み・お問合せ>
アドレス:megumi_natural@yahoo.co.jp ( 暮らしの宿 時ノ詩 長江 )
以下の内容をメールにてお送りください。
• タイトル(暮らしにふれる円坐影舞) 2.参加ご希望の日程 3.氏名 4.年齢
5.住所 6.携帯電話番号 7.会場までの交通手段 7.その他
~以下、案内文です~
僕は春から秋にかけて時間をみつけると谷を遡り源流部へ釣りにでかける。僕にとっては「趣味」というより食料確保の意味合いが濃いから「狩猟」といった方がしっくりくる。 そのため、アマゴや岩魚を少なくとも数匹は持ち帰りたいところだけれど、そう甘くはない。 そんな時、「絶対に釣ってやろう」と意気込めば意気込むほど釣れない。
逆に釣れるときは意外なほどに何も考えていないときが多い。
或いは当然といえば当然だが、自分の姿を消したときにこそ釣れる。
かつてやっていたロッククライミングでも、次の一手を踏み出す時、「ちょっと無理だろうなぁ」などと不安や余念が頭をよぎるとほとんどの場合足を踏み外す。
僕が自然農に惹かれたのも同じようなところにある。つまり、他者と向き合う時のこちら側の在り方によって結果は全く違ったものになってくる。 こと、人為を加えれば加えるほどに事態はややこしくなる。
出来る限り余分なものを削ぎ落としていった時、自ずと向こうからやってくる類のものがある。もっと言えば自分(「我」)というものが薄くなるほどに、向こう側にあるものがより輝きを増し、美しい存在として輪郭が浮かび上がってくる。
僕が今回の守人である橋本久仁彦さんに(以下くにちゃん)惹かれるのもこれまた同
じ由来からであると確信している。 くにちゃんの生き方そのものがそのようであり、く
にちゃんの中から満ち満ちたものが溢れ出すようにして生まれてきた影舞や円坐、コ
トバの数々は何度ふれても僕の全身を震わせてやまないからだ。
くにちゃんと時間を共にし、それら自分と他者との関わりの基層を見詰めていくと、「分別熔け入る重力場※」を垣間見る時がある。 ※「影舞円坐和讃」(橋本さん作)より
この度の「暮らしにふれる円坐影舞」では、僕の小さな農園でみなさんと種まきからはじめてお米の一生を辿る、という試みがあります。自然の中で自分の体を動かし、生命の時間を感じつつ、その中から受けた体感や湧き出してくる感覚などは、円坐や影舞、しいては“かかわり”の深いところへ影響を及ぼすだろうと思うからです。
そうした時間をくにちゃんと共に過ごすことができたら・・・と思い立ったのが当企画のはじまりでもあります。
僕は脱サラをして以来、NHKの「半分青い」のロケ地になった恵那市岩村町で農的な暮らしを営んできましたが、昨年春に同じ市内の中野方町へ引越しをしました。
その中野方町は人口わずか1600人ほどの小さな山間の村です。
恵那の町から木曽川を渡り、支流を遡ると少し開けた中野方町に到着します。
それより奥には大きな町がないため、交通の要所にもなり得ない村です。
そのため、例に漏れず高齢化と過疎化が進む我が村は、とある不動産屋さんに言わせると「消滅する村」だそうです。
もっともここに暮らす僕等からすると、そんなことは微塵も感じないどころか、関わりを大切にし、自分たちの村は自分たちで守っていこうとする姿勢をみるにつけ「未来のある村」にしか思えませんが・・・笑。
僕等一家4人が暮らす今回の会場は、そんな中野方町で「洞」と呼ばれる山の斜面地に佇む古い民家です。今年の春には “ 暮らしの宿 ときのうた ” として農家民宿をオープンする予定になっています。
僕たち家族はできる限り丁寧に日々の暮らしを紡いでいくことを大切にしています。
古い民家で暮らしにふれながら、みなさんと心地いい時間を過ごせたらと願っています。